法律Q&A

FAQ

クレジットカード番号やセキュリティコードを第三者に盗み見られ、不正利用をされてしまい、カード会社から利用代金の請求が来ました。私が利用代金の支払いをしなければならないのでしょうか。仮に第三者が私の家族や同居人だった場合は結論が変わるでしょうか。

 一般的にカード会社の約款には、第三者による不正利用の場合に、損害を補填したり、免責したりする条項が設けられていますので、まずは速やかにカード会社に連絡し、第三者による不正利用である旨を説明して、約款に基づいて、損害の補填や免責を受ける手続を行ってください。
(約款がお手元にない場合でも、カード会社のホームページ上に約款が公開されている場合も少なくないので確認してみて下さい)。

 仮に不正利用した第三者がカード会員の家族や同居人である場合、カード会社に連絡をしても損害の補填や免責をしてくれない場合があります。約款上、会員の家族、同居人、その他会員の関係者の不正利用については補填や免責をしない旨の条項が設けられている場合があるためです。
 ただし、その場合であっても、カード会員に重過失(著しい不注意)がないことを主張立証することで、損害の補填や免責が認められたケースがあります(長崎地裁佐世保支部平成20年4月24日判決)。

 カード会社が補填や免責を受け付けてくれない場合や、手続きが分からない場合など、お困りの際には一度弁護士にご相談頂ければと思います。

カテゴリー
消費者
タグ
クレジットカード、不正利用、補填、免責、約款

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