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暴力団追放府民大会に参加しました

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1 暴力団追放府民大会への参加

 令和4年11月1日、大阪府警及び大阪府暴力追放推進センターの主催する第31回暴力団追放府民大会に参加してきました。また、私が民事介入暴力及び弁護士業務妨害対策委員会委員をしている関係で府民代表として大会宣言をさせていただきました。
 この大会は、「暴力団の存在しない、安全で安心して暮らせる大阪のまち」を実現するため、関係機関・団体をはじめ、地域住民の総意を集結して暴力団追放運動の積極的な展開と実践を宣言し、広く府民に暴力団排除意識の浸透を図ることを目的としており、大阪府警察本部長による暴力団情勢に関する説明、暴力団の追放に貢献した個人・団体に対して表彰、不当要求に関する講演等がされました。
大会宣言では、「安全で安心して暮らせる 大阪のまち」を実現するために・暴力団を恐れない・暴力団を利用しない・暴力団に金を出さない・暴力団と交際しないという「三ない運動+1」を実践し、更なる努力をすることを宣言しました。大勢の方の前で登壇する機会はあまりありませんので、緊張しましたが、貴重な経験となりました。
 なお、今年の参加者数はコロナ対策の必要もあり350人程度だったそうですが、例年は約1000人もの方が参加するとのことでした。このような大会を通じ暴力団排除意識が広まり、暴力団のいない社会が実現することを願うとともに、弁護士として暴力団排除に貢献できるよう邁進したいと思います。

2 暴力追放推進センターについて

 暴力追放推進センターは,暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)に基づき公安委員会によって指定されており、47都道府県に一つずつ存在します。
 また暴対法32条の4により、暴追センターは、指定暴力団等の使用により付近住民等の生活の平穏又は業務の遂行の平穏が害されることを防止するため、当該付近住民の委託を受けて、自己の名をもって、裁判上または裁判外で事務所の使用及びこれに付随する行為の差止めの請求をする権限があります。この制度により、生活の平穏や業務の遂行の平穏が害されている住民等が暴力団からの報復を受けることを恐れず、暴力団事務所の使用の差止を求めることができるようになっています。

2022年11月15日
 弁護士 志智哲