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男性育休についてとシンポジウムのお知らせ

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2023年4月25日
弁護士 細田 祥子

1. 男性育休について思うこと

個人的な話で恐縮ですが、私には子どもがおり、かつて出産・育児休暇を取得しました。当時、男性育休ということは全く社会的に話題になっておらず、私や夫との間でも、夫が育児のため仕事を何日も休むという様な話は話題にも出ませんでした。
しばらくして、大学時代の同級生が妊娠し、彼女の公務員の夫は育休を取ろうと思っているが、彼女は男性の育休なんて周りで聞かないから反対している、という話を聞きました。時代が変わってきたのを感じるとともに、私は彼女に対し、ぜひ育休を取ってもらうのが良いと思う旨伝えました。
出産はもちろん大変ですが、育児も相当大変です。夫にとって、育児が大変だろうということはある程度想像できると思いますが、名もなき家事や育児は実際に体験してみないと思いつきもしないのではないでしょうか。自分が育休をとって育児を実際に経験することにより、その想像を超える大変さを身をもって理解できるだろうし、それによって夫から妻への思いやりを育み、子どもを2人で協力して育てる必要性を理解することは、今後の妻のため、子どものため、そして夫自身のためにもとても良いことだと思ったからです。
このように、家庭にとって夫が育休をとることは非常に価値があると思いますが、会社にとっても価値があると思います。私は育児を経験して、限られた時間をいかに有効に使うかを常に考えるようになりました。仕事か家事・育児かにかかわらず、必要な作業をピックアップし、優先順位を決め、それを漏れなく一番効率的に進めるにはどの順番で作業するのがいいか、もっと効率的に進める方法はないかなど、いつも考えています。
この自分の経験から、会社にとっても従業員が育休を経験し、効率性の必要を痛感して実践してくれるようになることは、どんな研修を受けるよりも有用だと思っています。
また、これも自分の経験からですが、当事務所創業者の淺田敏一弁護士は、私が育休明けに職場復帰した後、いつも夕方には、「もう帰らんでええんか?」と気遣う言葉をかけてくれました。私はこのような事務所の配慮に対し感謝するとともに、職場に対する満足度があがり、モチベーションアップにもつながっていたと思います。
誰でも同じ感覚を持っているとは限りませんが、私としては男性育休推進により、本人の幸せ、妻の幸せ、子どもの幸せにつながり、会社・社会全体にとってより良い方向に進んでいくと信じています。

2. 男性育休推進に関するシンポジウムのお知らせ

大阪弁護士会には、「子育てネット」という会員向けメーリングリストがあります。大阪弁護士会の会員なら登録可能で、育児に関する情報を会員同士で交換しています。私も登録しているのですが、先日このメーリングリストに、男性育休推進に関するシンポジウムをやるので参加メンバーを募集するという投稿が流れました。もともと上記のような理由から私は男性育休推進に関心があったうえ、このシンポジウムでは関西学院大学経営戦略研究科ビジネススクール教授の大内章子先生に講演をしていただく予定とのことでした。私はちょうどこのメンバー募集の投稿が流れた頃、関学の社会人向け講座を受講していて、大内先生にもお世話になっていたので、シンポジウムのメンバーとして参加することにしました。

そのシンポジウムが2023年5月23日に開催されますので、ご紹介します。

主催
大阪弁護士会・女性法律家協会大阪支部 共催:関西経済連合会
日時
2023年5月25日(木)午後2時~4時
場所
完全オンライン(ライブ配信)
テーマ
いま、育休を考える~みんな主役の働き方をめざして~
男性育休推進「やらなくちゃ」から「やってみたい!」へ
パネリスト
大内 章子氏
関西学院大学経営戦略研究科ビジネススクール 教授
山田 実和氏
積水ハウス株式会社 執行役員 ESG 経営推進本部
ダイバーシティ推進部長
関西経済連合会 D&I 専門委員会副委員長
盛岡 美菜氏
フューチャーアーキテクト株式会社
人材戦略グループ ディレクター
申込
参加費無料・事前申し込み要
下記URLからお申込みください。
申し込みフォーム
※チラシPDFへのリンクはこちら

第1部の基調講演では、関西学院大学経営戦略研究科ビジネススクールの大内章子教授から、育休取得者の復職後の人事評価について、最新の研究成果を発表いただきます。

第2部のパネルディスカッションでは、日本の平均値を大きく上回る男性育休取得率・取得日数を現実のものとしている、先進二企業にパネリストとして参加いただきます。
「積水ハウス」は、男性育休1か月・100%取得を目標と掲げ、工夫をこらした制度で後押しをして、目標達成を続けています。
「フューチャーアーキテクト」では、男性育休取得の推進に特化した取組はしていないのにもかかわらず、男性育休63%・取得日数61日が、自然体で実現されています。鍵は、フレキシブルな働き方と、納得度の高い人事評価制度にありそうです。
大内教授にもご参加いただき、二社の成功の秘訣と、成功により得られている効果、他企業への応用の可能性をディスカッションします。
一般公開型シンポですので、どなたでもご参加いただけます。

詳細は、リンクからチラシをご参照ください。
できるだけたくさんの方にご視聴いただき、男性育休推進、家族・社会の幸福につながればと思っております。